被災地では、未来を担う子供達が、今、この試練の中から懸命に前に進もうとしています。 きっと彼らは、逞しく成長してくれるに違いありません。

1月、当初より支援していた地域で支援要請のあった被災地の中学校にて、進路指導授業の公演を行いました。 講演開始の時間まで校長先生方との懇談では、震災当日の生徒たちの状況を聞くことができました。

「地震があって生徒たちを高台の校庭に避難させました。そこから町を見下ろすことが出来ますが、子供たちは自分たちが生まれ育った町が津波でばりばりと音を立てながら流されていくのを見て先生にすがりついていました。私たちも大丈夫だと励ましたのですが内心はすごく辛かった」とお話をして下さいました。流された家にはご家族が居た生徒さんもいたことでしょう、その気持ちを思うとたまらなく胸が痛くなりました。

時間になり教室に入ると、「こんにちは!!」という元気な声に迎えられ、内容説明は難しいところもあったと思いますが生徒さんたちは、少しも聞き逃すまいと、真剣な表情で講師を見つめていました。生徒の机の上にはメモがあり、話が終わるとあちこちで感想を書きこむ姿がありました。

講師全員の話が終わると懇談が始まりました。最初は緊張と恥じらいがあったようですが、先生に後押しされながらもいくつかの質問が出されました。中には、「どうしたら数学ができるようになりますか」という、日頃の悩みらしき質問も。最後は生徒代表から感想の発表とお礼の言葉があり、初めての講演会は無事終了しました。

また、私たちが学校を去る間際に、教務担任の先生と生徒会長の女生徒から先日支援したライトのお礼がありました。このライトは、瓦礫や水たまりがある夜道を仮設住宅に帰る生徒が危ないと先生方から支援の依頼があったもので、ボランティアユニバースから生徒全員の分のハンディライトとヘッドライトを送ったものです。夜道も安全に帰ることができるようになったと、喜んでくれる生徒たちの声を聞き、役立っていることがわかり嬉しく思いました。

帰り道、車から見た牡鹿半島の夕日が静かな海を美しく照らしていたのが印象的でした。あの素直な生徒たちがいろんなことを学び、いつか立派な職業人になって、生まれた町の復興に活躍してくれたらこれほど嬉しいことはありません。




東日本大震災支援

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