京都 慈善活動
2013.08.24
京都 社会福祉会館 ホール 慈善活動 2013年08月24日(土)
8月24日(土)、京都市内の会館にて、今年で8回目となる夏祭りを開催しました。小雨の降る中、初参加の2名を含む63名のホームレスの人達が集まりました。
9時からホームレスの人達も一緒になって机や椅子の配置換えから始めました。例年よりも狭い会場でしたが、調理場、飲み物コーナー、参加者用の椅子、遊びのコーナー、物産展、荷物置き場、ゴミステーションのそれぞれのコーナーが出来上がりました。飾りつけは天井に色とりどりの短冊飾りを張り巡らせました。降り注ぐような短冊飾りの下、壁には浮世絵や手作りの案内を貼り付けて、一気に華やかな夏祭り会場に変身しました。
拍手で出迎えると、皆が楽しみにしている冷やしうどんの配食から始めました。「冷たくて美味しいわ」と思わず顔をほころばせる男性がいました。お代わりが相次ぎ、持ち帰り用のうどんセットも瞬く間になくなりました。
食事の後は、物産展で各地の名産を2個づつ選んで行きました。沢山の食べ物を前に、どれにしようかと迷う表情はまるで子供に返ったようでした。
遊びのコーナーでは、「輪投げ」、「パターゴルフ」、「独楽回し」、「ダーツ」を楽しみました。独楽は会員の方が送って下さった手作り独楽で、準備の最中からホームレスの男性たちは遊んでいました。「パターゴルフ」では、順番待ちをしながら「やったぁ」、「ああ、残念」と共に夢中になっていました。
盆踊りを楽しみにしていた人達のためにメンバーも一緒になって炭坑節を踊りました。着物姿の男性もいました。最後は「アンコール、アンコール」と繰り返す女性もいました。
今年の映画は「HOME愛しの座敷わらし」で、美しい自然の風景、可愛座敷わらし、夜店や神楽の場面など、映画の世界の延長線上に夏祭りの会場が広がっているようでした。
こじんまりとした会場でしたが、一体感が出来てアットホームな感じでした。これからも引き続きご協力を宜しくお願い致します。
コマ回しも真剣です。
もっと踊りたかったの声が多かった盆踊り
映画の世界と一体化した会場
ジャンケンデームで皆、大熱狂。勝ち残った人に景品を渡しました
恒例の冷やしうどん。お代わりが相次ぎ瞬く間になくなりました。
天井は賑やかに短冊飾りをはりめぎぐらしました。
普段の厳しい生活を忘れ、思わず笑みがこぼれずにはいられません。
初めてのパターゴルフ。さてカップインるかな?
輪投げ希望者が多く、皆童心に帰って夢中で遊びます。
物産展で各県の名産を選び、皆興味津々で選んでいます。