京都 慈善活動
2013.03.16
京都 鴨川陶下橋下 慈善活動 2013年03月16日(土)
3月16日(土)、京都市内にて慈善活動を行ないました。春らしい暖かい一日、初参加の4名を含む82名のホームレスの人たちが集まりました。
メニューは具沢山味噌汁と大きなおにぎり2個でした。ホームレスの人たちは暖かい日溜まりに出て、野菜が沢山入った味噌汁を美味しそうに食べていました。お代わりも相次ぎ、直径50センチの大寸胴にいっぱい作った味噌汁はほとんどなくなりました。
物品配布では、インスタントラーメンやカロリーメイトを始め、缶詰やゼリー、ビスケットなど沢山の食品や衣類、靴等を配布することが出来ました。
2月の炊き出しの時に、検査入院をすると言った男性に入院セットを渡してあげていましたが、無事に手術が終わったとのことで、その証明書を見せてくれました。「入院セットが助かった」と以前より元気な様子で話しました。
また、当日メンバーが車でトランクルームに衣類や道具を取りに行った帰りの交差点で、以前に炊き出しに来ていた札幌出身のAさん(57歳)が警備員として働いているのを目にしました。手を振ったら、Aさんも気が付いたようで会釈しました。
以前もお伝えしましたが、Aさんは20年以上会社勤めをしていましたが、頸椎を痛めて退社し、右脚の麻痺の治療に退職金を使い、5年前にガンに罹った母親の看病のために一旦仕事を打ち切ったところ、その翌日に母親が死亡してしまうなど、大変な過去を持つ人です。京都に来て、短期雇用で働きながらハローワークに通い、昨年9月にやっと警備会社に就職していました。メンバーにAさんが制服姿で警備していたことを話すと「その人、知ってる」等と皆大喜びしました。
炊き出しが終わり、朝出会った交差点で再びAさんを見かけたので、ビタミンCを手渡し「頑張ってね!」と声をかけて別れました。以前の真面目な雰囲気そのままでした。就職の報告に来てくれた人が実際に働いているのを目にし、本当に嬉しく思いました。
皆様には引き続き当日のお手伝いや物品のご寄付をお願い申し上げます。