川崎 慈善活動
2018.05.26
川崎市多摩川河川敷 慈善活動 2018年05月26日(土)
会場では色々な準備を進めながら、大きなテントの組み立ても皆の連携でスムーズに行われ行きます。
5月26日(土)川崎市にて慈善活動を行ないました。
薄曇りで直射日光も当たらず、過ごしやすい中での炊き出しとなりました。新規参加者2名を含む77名の参加ありました。
メニューはカレーライス、福神漬け、八百屋さんご提供のバナナ、アイスコーヒー・麦茶でした。
毎回欠かさず物品を御提供頂いている群馬の企業のS専務が1年ぶりに参加されました。前回は稀にみる大雨の中での炊き出しでしたが、今回はうす曇りで普段の炊き出しの様子を御覧頂けたので大変良かったと思いました。
開始前にS専務からホームレスの人達に挨拶をして頂いたのですが、ホームレスの人達から沢山の拍手がありました。S専務のご支援が如何にホームレスの人達にとって、有難いことなのかが実感出来ました。
今回初参加したUSさん70歳男性は、ホームレスになってまだ1年で、日雇いの仕事をしながら何とか食いつないで来ましたが、70歳ともなると雇ってくれるところが無いとのことでした。図書館付近で野宿をしており、そこの仲間から本会の炊き出しのことを聞き、今回参加したとのことです。
何度かリストカットをして自殺を図ったと言って、手首を見せてくれましたが、傷跡が沢山ありました。小さい頃は施設で育てられて、職安の紹介で企業に勤めたそうですが、その会社が倒産してしまい、非常にショックを受けたそうです。その後は色々な会社を転々としており、年金も掛けていないとのことでした。奥さんがいたのですが、認知症を患い施設で介護をしてもらっていた中、亡くなられて、子供も居なかったので、生きる気力が無くなってしまったとのことでした。
じっくりと話しを聴いて上げると、参加して良かったと元気も出てきたようで、市役所に行って相談することを勧め、来月もまた是非参加するように促しました。
皆様のご支援ご協力を心よりお待ちしております。
荷物を積んだ車が到着すると、大勢のホームレスの人達によって会場まで手際よく運ばれていきます。
メンバーとホームレスの人達が協力して慣れた手つきで調理の準備を進めていきます。
地域住民の方々にも地域貢献をご理解戴くため、河川敷清掃作業を行なうことをお知らせしています。
厳寒の季節を乗り越え、クローバーが咲いている河川敷でカレーを食し、皆、束の間の安らぎを得ます。
ご提供頂いた物品はホームレスの人達によって瞬く間に選ばれていきます。合う衣類を探すのに真剣です。