川崎 慈善活動

2012.08.25

川崎市多摩川河川敷 慈善活動 2012年08月25日(土)

川崎市多摩川河川敷 慈善活動

残暑厳しい中での炊出しとなりましたが、新人8名を含む103名の参加があり、カレーライス、おにぎり、バナナ、リンゴ、カボス、パン、アイスコーヒー、麦茶、衣類、日用品等を手渡しました。大汗をかきながら河川敷の清掃を終了。暑さ対策として飲み物はいつでも飲める状態にし、8キロ用意致しました氷も冷たい飲み物と共に全てなくなりました。

暑さの中で食欲がなさそうなホームレスの人達も目につきましたが、さすがにカレーのいい香りがしてくると、食欲を刺激したようで、いつものように沢山のお代わりの列が出来、安心致しました。

この日差しの強さも我々にとっては恵みとなりました。先月の大雨でテント、ブルーシート等を濡れたまま保管していた為に、今回思い切り天日干しが出来、気持ちよくしまう事が出来ました。

ある若い男性ホームレスは、不況の影響で製造業と、その後に勤めた食料品会社を相次いでリストラされて、その後、ゆく宛てもなく困り果てていましたが、有名店でのアルバイトが決まり、今回の炊き出しに睡眠をとらずに報告に来てくれました。

何度も就職活動をくじけそうになりましたが、「母に会いたい」という一心で頑張って来たということでした。

そんな将来の希望とは裏腹に「この先、自分はやっていけるだろうか」と不安な気持ちを口にしたその途端に、メンバーから「誰だって、不慣れな職場ではそう思うよ」「真面目な人はそう思っちゃうんだよね」「大丈夫、負けるな!」と叱咤激励の言葉が降り注ぎました。なんとか、今の職場に一日も早く馴染み、自立への道を歩んでもらいたいと望まずにはいれらません。

この活動には、始まって以来絶える事なく、もう14年間も応援し続けて下さっている企業やお店の方々や全国から応援して下さっている方々の力が注がれています。

毎回、あらゆる所に声をかけ協力し合って、必ず沢山の衣類を集めてお送り下さる企業の皆様、ボロボロの指の出た靴を履くホームレスの人達に、真新しい靴をご寄付下さるお店の方、いつも本当に心の籠った美味しいお菓子をご提供下さるお店の方々、毎回野菜や果物を口にする事が難しいホームレスの人達の為に、季節の果物を寄せて下さるお店の方、いつもは路上に身を寄せているホームレスの人達が、ひと時安心して食事出来る場所を御提供下さる企業の皆様、行政の方の中にも、他人事と思わずにホームレスの人達の健康を気遣い状況改善の努力をしてくれる方達もいます。

その変わらぬ愛情が支えとなり、一度は荒んでしまった人の心が、再びと希望を取り戻していく、そのことが、私達にもひしひしと伝わって来ます。 ホームレスの人達が、皆様に心より感謝申し上げます。

川崎市多摩川河川敷 慈善活動
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