東日本大震災被災地支援報告 vol.08 2011年06月(牡蠣の仕掛け作り作業)
第5回目震災支援活動から行なっている牡蠣の仕掛け作り作業も今回で4回目となりました。ホタテの貝殻を針金に通して作るこの牡蠣の仕掛けの目標数は3,500とのことでしたが、今回で約3,000できたとのことでした。
復興への歩みを確実に進めているという手応えと、あと少しだ! という思いが支援メンバーにありました。
メンバーの中には普段は仕事を行ないながらも、何度も何度もこの地に足を運び、作業している人もいます。
そのメンバーたちは、大分作業に慣れてきて、一緒に作業している地元の女性たちに「早くなったねー!」と言われるほどでした。
また、今回は雨が降り、肌寒く、周囲が寂しげに感じることもありましたがメンバーの中には「外は雨でも心は快晴、皆がんばろうぜ!」と激を飛ばす者も。この1つ1つの仕掛けが必ずやこの地を復興へと向かわせてくれることを只々祈りつつ只管つくるのみです。
朝6時半。市場にて支援物資の魚を購入。市場の方々も「被災した方々に美味しい魚をぜひ食べて欲しい!」と。
「カツオが食べたい!」と「缶詰とパンしか口にしていない」漁師さんの声に答えて魚市場にてカツオ20匹と大量の魚介類を購入。
石巻市の八百屋さんにて支援物資の野菜を車に積み込んでいるところ。支援物資を受け取る皆さんの喜ぶ顔が早く見たい!という思いで。
浜に到着し野菜と魚を車から下ろす。「近くに店も無いし、まだ石巻まで買い物に行けないから本当に助かる!」と。
1つ1つの牡蠣の仕掛けが復興に繋がりますようにと思いを込め只管つくる。
作業場は貝殻で溢れていました。これらをすべて仕掛けにしなければ。
漁師のご夫婦。支え合っています。負けないで下さい!!
作業場にて牡蠣の仕掛けづくりの作業風景。数は3000に近づき皆真剣でした。
山積みになった牡蠣の仕掛け。皆の力と想いを合わせたが故の成果。
これからの牡蠣の種付けに向けての準備作業を、多くの牡蠣の種が戻ってくることを祈りながら。
港にて。幼カキの付いた希望のホタテを1個ずつ挟み込こんだロープを締め付ける作業を行なう。
港にて 幼カキの付いたホタテをロープ1個ずつ挟み付ける作業。
見渡す限りの瓦礫の中に数件の家が残る。走れども走れども同じ風景が続く。
以前は道端や家に食い込むなど様々な場所に散らばっていたひしゃげた車が広場に積み重ねられていた。
石巻市内の高校の校庭に大量の瓦礫の山が積み上げられていました。
川の風景。大きなビルがなぎ倒されている。津波の威力を思い知る。
高台から撮った女川の風景。建物が根こそぎ波にさらわれた様子に胸が痛む。一瞬にして人々の日常が奪い去られてしまった。
大型重機で沈没していた漁船をやっと陸地に引き上げられた。呆然と見つめるのは船の持ち主の方だろうか。
浜の漁師の皆さんが船に乗って作業をしていました。ここに訪れてから初めてみる光景でした。
津波による沈没漁船の引き上げ作業風景。雨の中、傘をさし見守っている地元の方々が。