東日本大震災被災地支援報告 vol.24 2013年04月(被災地から届いた言葉)
震災後もその風景は美しい牡鹿半島。あの日支援する中学校の校庭からは津波に崩れて行く故郷の町が見えた。
先日、支援しているO中学校の、M先生からメールが届きました。
「震災発生からこの二年、皆様から沢山のご支援を頂いたこと、本当に有り難く感謝しております。いつもあの日と向き合って過ごしてきた二年。正直を言いますと少々疲れを感じております。牡鹿に点在した漁村の風景、美しい海岸線、港町石巻市の活気を時折懐かしく思い出すのです」という言葉が書かれていました。
いつも先頭を切って精力的に学校の運営や生徒達の生活指導にあたるM先生のこの言葉は、あの地域でしか生活できない方々の苦労を物語っているような気がします。
当会で学費を支援していたS・Aさんがこの三月に地元の高校を無事に卒業し地元企業から就職の内定を受けました。お母様が「いつも皆さんに気にかけて頂いていること有難うございます」と感謝しています。一方M君は腰を悪くしてサッカーがしばらく出来ない状況でしたが、現在は治療する程ではなくなり練習に励んでいるとのこと。サッカーシューズの消耗も激しいようです。新一年生も入ってくるので、レギュラーポジション獲得のために頑張っているのでしょう。
彼のお母様は「多くの援助にいつも本当に助けられています。皆さんに宜しくお伝え下さい」といつも感謝の気持ちを述べています。
皆の前途にエールを送ります。