被災地の皆さんの表情 vol.02 2011年04月
本会の車が避難所に近づき、手を振ると「あっ!」と気づいて驚いた方が沢山いらっしゃいました。「また来てくれたの?」「こんなに早く来るなんて、ずっと何処かに泊まっていたの?」などなど驚きと歓迎の声に迎えられながら、互いに再会を抱き合って喜びました。震災から丁度、1カ月。避難所の皆さんに、疲れがたまっている様子がよくわかりました。
今回は、メンバーの鍼灸師が、各人の体の状態を診て手当のアドバイスをすることが出来、病院に行くなどもままならぬ皆さんが、ほっと安心されているご様子でした。ご高齢の方も多いのため、どうか皆様には健康に気をつけていて頂きたいと願います。避難所生活が長くなり「これから先が不安」「何をどう再建していいのか」と。
何を頑張ったらいいのか」という声も聞かれました。各避難所に「炊出し」に訪れると漁師街の浜では、漁師の奥様達が次々と手早く連携して一緒に食事を作り、さすがのチームプレーで美味しく出来たカレーを全員で味わいました。
ある避難所では、お手製の美味しいおかずをご馳走になり、電気の無い暗い夜、繰り返す余震や地鳴りの中で皆で大いに語り合いました。別れ際、あるご高齢の女性のお顔がとても元気になられているのを見て心からほっとしました。
袋いっぱいにぬいぐるみを持って帰る子供たち。強く抱きしめて、離しませんでした。(牡鹿半島給分浜地区)
帰り間際の様子。皆さんと握手をしているところ。力強く握り返してくるその手に、出来る限りのことができたら、と思いが強まりました。(鮎川地区避難所の斎場)
牡鹿総合支所の2階で避難している方々。昔の写真を見せてくれ、思い出話をしてくださいました。
牡鹿総合支所2階の避難所にて。靴、長靴がとても喜ばれました。
炊き出しのカレーを一緒に食べながら津波現場の恐ろしさを語ってくださいました。この間にも地鳴りと地震が何度も。夜の地震は不気味で皆さん不安だと語っていました。(鮎川地区避難所の斎場にて)
長い避難生活のために体調を崩された方が。薬を飲ませてあげて元気づけました。1日も早い回復をお祈り致します。(十九成地区の老人憩いの家にて)