物資援助 vol.02 2011年04月
一番印象的だったのは、子供達が嬉々としてぬいぐるみや玩具などを選んでいる光景でした。中学生の男の子までもが、大きなぬいぐるみを抱えている姿には、皆が「安心感」を求めているのが見てとれました。
その他、下着や靴、援助物資の状況は、各避難所によって大きく違いがありました。より大きな避難所には届き易く、民家などの避難所には、援助の手がまだまだ行き亘っていない、という現状です。民家で避難所となっているお宅では、避難された皆さんに持てるものを提供したものの物資が届かない為に大変なご苦労をされている様子でした。
また援助物資の中でも必要とされるものと、既に充足されつつあるもの、更にもっと必要なものと、いうように刻々と移り変わっていっているようでした。
>前回の第1回の支援では、下着類を中心として支援物資を集めましたが、今回2回目では、ズボンや下に履くもの、靴など、必要なものが変わって来ています。またこれからはより細やかな配慮を要する物資が必要となって来ることでしょう。また今後は春物の衣類が必要となって来ます。
今回もある避難所では、被災後、サイズが無い為に履いているズボンを一度も履き替えていないという高齢の女性もいらっしゃいました。度重なる余震の中で、毎日を不安の中で生活されている被災地の皆さんに必要な物資を、今後も届けて参りたいと思います。
瓦礫の中を進みながら、牡鹿半島の出来る限りの場所場所に物資を届けました。(牡鹿半島内)
牡鹿半島内鮎川地区の避難所である清優館に物資を搬入しました。
清優館には子供が沢山避難していました。ぬいぐるみに「かわいー」といって抱きつき、3個くらい抱えて持っていった姿がとても心に残りました。
大きなぬいぐるみを沢山抱え持っていく子供たち。少しでも心が癒されれば。(清優館)
サッカーボール、絵書き帳など持っていく子供たち。子供が楽しそうにしている姿は大人たちにも力を与えてくれるはず。(清優館)
地震の次の日の新聞を各避難所に届けました。こういう情報は大変助かるとお礼を言われました。(鮎川地区特養老人ホーム)
石巻市牡鹿半島給分浜地区にて。避難所に優先的に物資が行くとのことで物資が不足した地区。皆さん喜んで品を選んでいました。
特養老人ホームにて物資を届けました。1ヶ月が過ぎてなお節水が続いてお り、飲料水、調理用水が喜ばれました。(特養老人ホーム)
一緒に炊き出し作業をしました。皆さんの手際の良さにあっという間にできあがりました。沢山の方々が家から出て食べに来られ、とても喜んでいました。(牡鹿半島給分浜地区)
こちらも自宅にて非難している方々。物資が不足しており、降ろした荷物は全て置いていって貰えると助かります、と言われそのようにしました。(牡鹿半島鮎川地区斎場近くの個人宅の避難所にて)
牡鹿病院にて物資を届けました。避難している方が多く職員の方々は十分に休めていない様子でした。