東日本大震災被災地支援報告 vol.16 2012年08月(未来に向けて希望の進路)
走り回っていて、なかなか更新できず申し訳ありません。
このHPを見て応援してくださっている皆様、いつも有難うございます。
皆様の被災地への応援のお声、ボランティアメンバーへの応援有難うございます。
被災地での困難の一つに「就職難」という状況があります。
支援している女子学生Sさんは、希望の企業からは良い返事がなかったようで、他の企業を当たらなければならないようです。花屋で短期のアルバイトをしたり、学校では希望の求人について相談しているものの、状況としては、他の職種も含め求人自体が少なく就職そのものが狭き門のようです。
同じく支援をしている高校生A君は、下宿生活でサッカーと勉強を頑張っています。学校の三者面談では、彼は、東京の有名大学を受験する予定で頑張ることになったようです。
A君の入学した高校では、一年生から志望大学を決め、そこに向かって三年生まで勉強をして行くとのこと。
「高校に行ってから自主性が出て、勉強のことは率先して自分からやる様になりました」と、A君のお母さんも、本当に嬉しそうに話してくれました。
一方、食糧支援を継続するKさんからも、毎回支援食糧が届く度に感謝の連絡があります。
Kさん宅周辺では、漸く公共施設の解体工事なども始まり、小さなのれん街にはビアガーデンも出来たようですが、被災した若い人達は、石巻市内に家を求め転居してしまい、老齢の人達が残ってしまっているので、周辺には人が歩いていないとの事でした。
Kさんは、何とか生計を立てる道をと皆の知恵を出し、未だ儲けは出ていないそうですが、浜の婦人達皆で弁当屋を始めたそうです。また、ここへ来てKさんをはじめ、ご家族に体調不良が出ているようで心配です。
支援している中学校からは、九月中に進路指導授業への協力が要請されています。皆の未来に希望が灯るよう願い、力を注いで行きたいと思います。